何故か土のこと
特に何があるわけでもないのですが土に携わる仕事をしている
ので、土に関するお話でも書きたいと思います。ただし、今一
授業的なこと、化学的なことは難しいので(良いのだろうか・・・)
専門書や専門家の方々にお任せするとして俗な話、疑問など
あまり科学的ではない(責任がとれない内容もあり)話、噂話
空想なんかを書きたいと思います。
もう少し研究に近い話はこちらへ。
<内容>
・土の種類
・粘土とは
・黄土色について
・土の中の昼と夜
・土踏まずのこと
- 土の種類
”土の種類”とかいきなり書いてここで「褐色森林土とは」
説明するわけではありません(と、言うか出来ません)。
実は作者は自己紹介でも書いた通り関西出身なので、大学に
入学すると同時に一人暮らしを始めました。そうなると勿論
洗濯も自分でするわけです。そこで感じたのは「何でこんな
に靴下(特に運動の時に履くストッキング)の汚れは落ちない
のだろう」ってなことでした。とは言えあまり実家で洗濯した
記憶もなかったのでそんなものかとも思ったんですが、何か
違う。と言うわけで地方による土の違いかなと考えました。
ぼちぼちネタも明けてきたと思いますが原因は「関東ローム」
なのかなと思っています。やはり火山灰起源の土は細かいので
でしょうか。さらに調べによると(?)子供の書く絵の土の色も
地方により違うらしいです。関西では関東に比べて明るい(?)
色を浮かべるらしく、何か参考になるものがありましたら
どなたか教えて頂ければなと思います。
- 粘土とは
ここでいきなり”粘土とは”と書き始めると、それこそ教科書
でも読んだ方が良いんじゃないって話になるのですが、今回は
少し別の意味で。先ず我々(研究者?)が粘土という場合には
2通りの意味が考えられます。つまり @粒径によって土粒子を
分類した場合、0.002mm以下(国際土壌分類法)の粒子 A粘土
鉱物(二次鉱物)のこと、具体的にはカオリナイトやスメクタイト
などを指します。これらの詳しいお話はそれこそ専門書に任せる
として、今回の話は幼稚園や小学校で工作に使う”粘土”です。
例えば 油粘土、紙粘土 最近では樹脂粘土などがあります。
そこでそれらについて工作用粘土の製造元にお伺いしたところ
まず、@陶磁器などで使う粘土鉱物はカオリナイトを主とした
(地元瀬戸で言えば蛙目粘土・木節粘土など)ものが使用される。
A紙粘土、あぶらねんどには基本的に天然の粘土鉱物は使われて
いないこと。理由は親水性の強い粘土鉱物は、紙粘土、あぶら
ねんどのそれぞれの特長を阻害するからと言うことでした。
具体的には油粘土は可塑性のない炭酸カルシュウムなどを主粉体に
油脂分で可塑性を補い、紙粘土も最初からあまり可塑性のある原料
は使わず,CMC,樹脂系のバインダーを使うとのことでした。
単純な紙粘土の調合の中にはベントナイト、モンモリナイトを糊剤
として使うものもあるとのことです。
我々が始めてふれる”粘土”である工作用粘土に土壌としての
粘土が含まれていないのは少し驚きです。また工作をされている
方にお聞きしたところ、実際の作品において質感を出したり、
彩色する場合には油粘土より紙、樹脂粘土を用いるとのことでした。
ご質問にお答え頂いた
CEC 中部電磁器工業株式会社さんのページ
- 「黄土色」について
ここでは”土”が入っている言葉として「黄土色(おうどいろ)」
について少し書いてみます。だいたいどんな色かは想像できるのですが
ここは少し専門の方にお伺いしてみました。
それによると、先ず「黄土」という言葉から分かる様に、「黄色の
土」からきた色名で、英名では、”Yellow Ochre(Ocher)”と言い、
Ochreには、土あるいは単独でも黄色い土の意味があるそうです。
日本色彩研究所「新色名事典」によると(抜粋):
「おそらく人類最古の天然顔料のひとつで、鉄器時代にはすでに
絵画に使われていた。地球上のいたるところに見られる」
「中国北部からロシア南部、ヨーロッパからアメリカ合衆国中央部
まで黄色の風解堆積土が風で運ばれて分布しているのだから、どこ
でも同種の色名があるのに不思議はない。」とあるそうです。
つまり「黄土色」はかなり世界的な色のようです。
”黄色い土”と言われて先ず思いつくものに黄砂がありますが日本で
見られる黄砂現象は、中国の砂漠から飛んでくる細かな土であること
は有名です。黄色い土の成分は、主成分は水酸化鉄で、これに対し赤土
あるいは赭土(しゃど)という言葉は赤い土であり、主成分は酸化鉄
(赤錆)と言うことです。中国では、「土黄(トウホワン)」という
そうです。
少し専門的な話ですがJISでは:
JIS S6028「水彩絵の具」 おうどいろ 9YR6.0/9
というマンセル値が決められていますが、この規格は学童用絵の具の
JIS規格であり、この規格に拘束されない専門家用絵の具は、
メーカーにより微妙に色調が異なるそうです。更に専門的なお話ですが
日本の色名の考え方は、基本的にどういう色であるかで決めているのに
対し、米国のASTMという規格団体の専門家用絵の具の規格では使用
する着色材が何かで色名を決めることになっており「Yellow Ochre」
とは、天然水酸化鉄を使用した絵具でなければならず、合成水酸化鉄を
使用したものは「Oxide Yellow」などの色名で区別されるそうです。
色については難しいですね。
ご質問にお答え頂いた
ターナー色彩株式会社さんのページ
- 土の中の昼と夜
土と光の関係について少し考えているうちに(別に導入部分であって
本当であるかどうかは大事ではない)少し気になったことがあるので
書いてみます。まず土の中ではどれぐらいの深さまで光(日光)が
届くかなのですが、こちらは全く調べようがなく書き用がありません。
そこで視点を変えて、、、土の中には昼とか夜とかあるのかと言うこと
です。で土の中と言えば土竜(モグラ)。モグラと言えば動物園に
お伺いしたところ、、、
モグラの一日は、およそ8時間といわれているそうです。4時間半の
採食と3時間半の休息を交互に取り、我々が感じる一日のサイクルとは、
モグラのサイクルが違うので、ある意味では夜も日も動いていると言える
とのことです。
と、言うことは土の中の動物たち(少なくともモグラ)は別に太陽が
出ている云々に気を使っていない可能性が高く昼とか、夜とかはあまり
ないようです。因みに人間も1日3食が基本になってきていますが、これも
時代、地方によって違いが見られるようです。日本人も古くは2食だった
ようですし。また現在の3食は朝食、昼食、夕食がそれぞれ6, 6, 12時間
間隔になっているのが基本らしく、モグラの24時間3サイクルとは異なる
感じがします。作者はモグラに近い生活ですが、、、
更に少し研究に近いことを書きますと、昼、夜の影響が出るのは明るさ
だけでなく温度(地温)も関係有り、通常昼ほど地温も高く、夜は低く
なると考えられます。しかし地温の日格差(昼と夜の温度差)が生じる
のは深さ30〜40cmまで(この深さは土壌の種類、状態、土地利用により
大きく違ってくる)であり、地表に比べて深くにいくに従いその格差は
小さくなっていくことが知られています。そのため温度によって昼と夜
が区分されるのも浅いところの話で、土の中は昼と夜があるとは言えない
様です。
ご質問にお答え頂いた
埼玉県こども動物自然公園さんのページ
- 土踏まずのこと
だんだん本来の”土”とは離れてきたのですが、昔から気になって
いたことを少し。実は少し前(といっても結構前だが)足裏の
マッサージに行きまして、そこで色々治療(フットケアーとか言う
らしい)をしてもらいました。かなりすっきりするのですが、
そのとき頂いたカードに足の裏には身体に関係するいろいろなつぼ
があって、それで内臓なんかの調子も良くなるらしいんです。
現代人は小さい頃砂の上を歩かないので土踏まずが出来ないとか、
色々言いますが本当のところはどうなのでしょう。
そこで今回はその中でもつぼの集まっている土踏まずについて。
取り敢えず全くの素人なので足裏の専門の方にお伺いしたところ
土踏まずは解剖学的用語ではなく一般的に足底筋膜の内側面をさす
とのことです。骨格上のアーチは体重と衝撃の分散に役立ち、
アーチが少ないとそれだけ腰や膝に負担がかかるわけです。
幼年期に裸足で歩くとアーチが出来ると言われていますが遺伝的要素が
強いようだということでした。また運動神経とはそんなに関連が
みられず、足の反射区としては消化器のパートが集中しているとの
ことでした。関係ないですけど足のつぼはつま先から順に、身体の上の
部位(頭、首、肩・・・)のつぼが並んでいるそうです。
ご質問にお答え頂いた
高田さんの足つぼのページ